今更線画用ツール探し

今までイラストはPhotoshop5.0の1本でやっていたのだが
いいかげん限界を感じてきたので
イラスト用ツールを色々試してみた。
とりあえず一番作業に手間がかかっていた線画の部分の効率を少しでもあげるべく
線画の描きやすさで選ぶ事に。
とはいえタブレットは持っているものの
どうにも使い慣れないので
今まではずっとパスツールの塗りつぶしを併用して
線の入り抜きを表現しつつ線画を描いていたのだが
これだと一度通ったラインを引き返す必要があった為にとても二度手間。
「境界線を描く」でやれれば早いのだがそれだと線の入り抜きが表現できず
とても苦労していた。
(Photoshop7以降だとシェイプという機能で可能らしいが)
まぁ真っ当な手段で7なんぞを手に入れられるはずもないので
フリー、シェア含めて色々探してみる。


とりあえず有名所のSAIから。
1005_1
使ってみたところパスツール自体が存在せず
曲線ツールはあるものの、それだけでは線の入り抜きが表現できず
筆圧ツールで後から抜きを作らねばならず
これでは手間があまり変わらない。
Photoshopのパスとは使い勝手がかなり違うのもやりにくい。
タブで描く事に特化している感じなので
自分には微妙そうということで却下。
続いてイラストスタジオ
コミックスタジオのminiは使った事があり、線画が非常にやりやすかったので
イラスタには期待。
1005_3
ベジェ曲線ツールがパスとほぼ同等の操作感覚でやはり使いやすい。
しかし曲線ツールにはある入り抜きがベジェには無い感じで
ベジェ曲線を作成した後にペンツールの先細にて塗るという手順が必要なのかも。
とはいえ使いやすさはなかなかのもので、機能もかなり豊富。
さすがにイラスト用のツールだけはある。
使い始めたばかりで機能の大部分がわからないので
色々調べれば使いやすくなりそうだし、これに6k円ならありかもしれん。
次はAzDrawing
フリーで線画特化らしいので試してみる。
1005_02
線画特化というだけあって、望みの機能は揃っており
曲線ツールもなかなか使いやすい。
一番の目的の入り抜きも詳細に設定ができるのがいい。
フリーというのも大きい。
次はGimp-painter
これも線画用に良いと書いてあったのでお試し。
1005_4
Photoshopで出来る事は大抵可能という文までみたが
確かにそんな感じがする。
どのツールにもなかなか無いパスツールそのものがあり
操作感覚がPhotoshopとまるで変わらない上に
ペンツールが豊富な上にとても細かく設定が可能で
これは非常に使いやすい。
という事で、結局線画だけで見れば今回試した中では
フリーの2種の方が何かと使い勝手がよく、シェアを選ぶ利点は今のところ感じられなかった。
とはいえ色を塗ってみないことには何ともいえないので
SAIとイラスタの試用期間内に数枚描きあげて比べてみたい所だ。
ちなみに、「一応」Photoshop7の値段を見てみた。
1005_5
ハハッ ワロス